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  • 技術総合職

コンプレッサー事業部 生産技術部
2007年4月入社
工学研究科卒
山崎 聖也

進化を続ける生産ライン。
技術革新によって
その景色を塗り替えたい。

PROFILE

モノづくりの「現場」を動かす生産技術に惹かれた

ショッキを選んだのは、製品や業務の幅広さに、魅力と将来の可能性を感じたからです。モノのカタチを新たに図面に起こしていく開発の仕事にも興味がありましたが、より惹かれたのがモノづくりの「現場」を動かす生産技術の業務。加工技術の配属になったのは、今思えば私自身の適性を考慮いただいたのではないかと思います。さまざまな機器やデータを扱う場面に加えて、製造現場のメンバーと密に連携をとったり、自分で設備を動かして調整する場面も多く、まさに私のように現場が好きな方に向いているかと思います。

MISSION

新製品開発プロジェクトにおいて
工程設計・工法開発に奮闘中

生産技術部では、設計から出図された図面をもとに、生産ラインの工程・工法設計、立ち上げまでを行います。素材・加工・組立の3工程から成る生産ラインのうち、素材から部品を削り出して成形し、組立ラインに供給するのが私の担当する加工ライン。加工時間や生産量に合わせて、設備の台数を算出し、規格に沿った工程の検討や費用を試算しながら、加工ラインを立ち上げていきます。その際にポイントとなるのが、いかに狙い通りの精度と生産スピードを実現するか。加工精度が製品性能に直結することから、1/1000mm台の高い精度が求められることも少なくなく、数十秒に一台というスピードで、品質の高い製品を作り上げる設備づくりにおいて試行錯誤を重ねながら、図面通りの数値を実現していくことがミッションとなります。
現在は、新製品開発プロジェクトにおいて工程設計・工法開発のワーキングチームのリーダーを担当。営業・事業企画・設計担当らとともに、より良い製品の実現に向けた設計・開発を行っています。具体的には、量産性を見据えた工程・工法やコスト低減策の提案などを行い、性能に関わる重要な部分は、試作・評価を実施しながら課題を明確にしていきます。作りやすさだけを追求すると製品機能やコスト面で問題が生じるなど、各部署が持ち寄る提案が一致しないこともあり、議論と工夫を重ねながら最適な落としどころを見つけていくのが、大変でもあり、面白さを感じる部分です。メンバーのアイデアと知恵が盛り込まれ塗り替わっていく図面を見るたびに、より良い開発を実現しようと意欲が湧いてきます。

EPISODE

現地メンバーとともに乗り切った新規ラインの立ち上げ

入社5年目に、アメリカの連結子会社で新たに導入される加工ラインの立ち上げプロジェクトのリーダーを任されました。海外での責任ある業務を任された喜びはありましたが、実は飛行機の乗り換えすらおぼつかないほどの英語力。不安な気持ちで臨んだというのが本心でした。さらに、現地で立ち上げ作業を始めると、設備の干渉や検証漏れなどが次々に発覚。焦りと不安を感じる中、私を支えてくれたのが現地のメンバーでした。困っていることはないか?と声掛けをしてくれたり、必要な部品を迅速に調達するなど、きめ細かなサポートのおかげで予定通りに立ち上げることができ、生産ラインの稼働を確認したときには大きな安堵(あんど)とともに、感謝の気持ちで胸がいっぱいに。この経験で改めて感じたことですが、家族のように仲間を思い、チームで支えあうショッキの社風は、まさに全世界共通。恵まれた環境でチャレンジできることに感謝しています。

DREAM

無駄がなく機能が追求された、生産ラインを目指して

新たな技術や製品が誕生すると同時に、生産ラインも進化し続けています。日々小さな改善を繰り返す中で、過去にも生産ラインの景色が変わる「転換期」が幾度もあり、現場のメンバーやお客さまに感動を与えてきました。私が目指すのも、これまでの景色を塗り替えるような、必要な機能が追求され、極限までムダがそぎ落とされた生産ライン。生産現場の課題を解決へと導く生産技術を備えた、未来を見据えた生産ラインです。先人たちから引き継いできた知見に自分や仲間のアイデアを加え、後工程をはじめ関わるすべての人に感動を与えられるような工程づくりを実現させたいと考えています。

VISION 2030

さまざまなエネルギーで稼働している生産ラインは、環境問題と密接に関係しています。精度や生産スピードだけではなく、CO2の排出量を減らす生産方法を生み出すことも、私たちに課せられた重要なミッションだと考えています。

SCHEDULEとある1日のスケジュール

  • 8:00

    スケジュールチェック・メール確認と返信

  • 8:30

    部下の前日加工トライ結果の確認実際に加工したワークを見ながら進捗確認。

  • 9:00

    開発中の搬送用ロボットテストにリモートで立ち合い最近はTeamsでのリモート立ち合いもしばしば。

  • 11:30

    昼休憩食堂での密を避けるために部署毎に時差。

  • 12:30

    業務ミーティング週に1回 グループメンバー全員で業務進捗の共有。困っていることがあれば皆で考える。

  • 13:30

    新製品の工程検討どのように工程を組めば図面要求を満たせるか検討。

  • 15:00

    メーカー打合せ次に控える加工テストの進め方・必要なものを確認。

  • 16:00

    設計主催の新製品検討会に参加工程設計するには製品知識も欠かせない。

  • 17:00

    実施したテストの実験報告書を作成その日のうちにまとめてしまう。