キーエッセンス
KEY
ESSENCE
社会や自動車業界の今とミライを読み解く上で、
知っておきたいキーワードを解説します。
Society5.0
ソサエティ5.0内閣府の第5期科学技術基本計画において、日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されました。
狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く、新たな社会を指します。
Society5.0で実現する社会は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」とされています。
Industry4.0
インダストリー4.0「第4次産業革命」という意味を持ち、水力・蒸気機関による第1次産業革命、石油や電力を活用した大量生産による第2次産業革命、IT技術による第3次産業革命に続く、歴史的な変化として位置付けられています。2011年にドイツ政府がハイテク戦略の一環として、この構想を発表しました。
製造業にAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などのIT技術を取り入れることで製造プロセスをより円滑にし、さらにバリューチェーンやビジネスモデルを変革することも期待されています。
Diversity
ダイバーシティ多様性のことを指し、経済産業省では、性別、年齢、人種や国籍、障がいの有無、性的指向、宗教・心情、価値観、さらにはキャリアや経験、働き方などに関する多様な属性の違いを活かし、個々の能力を最大限引き出すことにより、付加価値を生み出し続けることを目指す「ダイバーシティ経営」の推進を図っています。
経済のグローバル化や少子高齢化が進む中で、日本の企業競争力の強化を図るためには、ダイバーシティ経営が必要かつ有効な戦略と考えられています。
MaaS
マースMaaSはMobility as a Serviceの略。電車やバス、飛行機など、複数の交通手段を一つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐことで、より便利な移動を実現する交通サービスです。
自動運転や情報通信技術の進展、サービスの運用データを組み合わせることで、MaaSは新しい移動手段や生活サービスを生み出す可能性を秘めており、個人の利便性向上の他、交通弱者への支援や、都心部の渋滞解消などの効果が期待されています。
CASE
ケースConnected(コネクティッド)、Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)の頭文字4つをつなげた造語。自動車の技術やサービスの新たな潮流を表しています。
4つの領域で技術革新が進む中、クルマの概念は大きく変わろうとしています。