- 技術総合職
自動車事業部 生産技術部
2008年4月入社
理工学部 電気電子工学科卒
佐藤 匡
目指すのは、
次世代まで勝ち残れる
世界一の自動車生産ライン。
PROFILE
「生産ライン」という大きなフィールドで、力を発揮したい
ショッキを選んだのは、スケールの大きな仕事ができるのではないかという期待から。職種としては、研究開発や設計なども候補にありましたが、自分は机に向き合って仕事をするよりは、現場に出て人と関わりたいタイプ。工場の「生産ライン全体」という大きなフィールドで仕事ができることにも魅力を感じ、「生産技術部」を志望しました。
生産技術部では、約10年にわたり塗装技術グループで、塗装工程の設備の導入や更新などに携わり、2019年7月から開発IoT推進グループへ異動となりました。
MISSION
まだ知られていない技術の種を見いだし、形にしていく仕事
自動車の生産ラインは、各社が新しい技術を導入し、生産性を高めようとしのぎを削っています。当然ショッキも同様で、開発IoT推進グループではプレス、溶接、塗装、組立、各工程における生産技術の開発に取り組んでいます。
業務は主に、自工程に活かせる要素技術の「調査」からスタートすることが多いですね。世の中では次々と生産技術のもとになる要素技術が開発されており、いかに求める条件に合った「技術の種」を見つけるかがポイント。展示会に足を運んだり、直接メーカーに問い合わせたり、さまざまな手段を駆使してリサーチを行います。そして次に行うのが、候補となる要素技術を検証する「味見」と呼ばれるステップ。自工程に取り入れられるかどうかの検証に加え、投資効果などもふまえてショッキの生産ラインにとって最良のものを見極め、導入に向けての段取りをしていくことが私たちの役割です。
現在は、塗装工程における新技術の導入に取り組んでいます。1年ほど前から要素技術の調査をはじめ、製品企画部・技術部やメーカー担当者とともに検証を行い、試行錯誤を繰り返しながら、ようやく新たな生産技術として形になるめどが立ってきたところです。成功すればトヨタグループ初、おそらく世界初ともいえる生産技術になるはず。まさに入社時に希望していたスケールの大きな仕事に取り組めることに、やりがいを感じています。
EPISODE
一人で業務を進めているわけではないと、
失敗から学んだ
入社3年目、塗装設備の老朽対策で初めてロボット更新を担当した時のことです。稼働を停止する長期連休を使ってロボットの入れ替えを行う計画を立てたのですが、新しいロボットを設置するためには床の強度を補強するための基礎工事が必要なことが、連休前に判明。基礎工事を追加するとなると、ロボットの導入が4カ月後になり、多くの損失がでてしまう…。土日や連休などを駆使して調整を行った結果、なんとか2か月後の立ち上げにこぎ着けることができました。当然このスケジュール変更にあたり現場やメーカー担当者に多大な迷惑をかけたことは言うまでもありません。
自分の考えだけで計画を作り、大事なポイントを見逃したことでこのような結果になったわけですが、生産設備の導入は規模が大きいからこそたくさんの人が関わり、一つのミスが大きな影響を及ぼします。自分一人で業務を進めているわけではないと痛感させられた出来事でした。
DREAM
世の中の課題解決につながる生産技術を実現したい
現在、生産現場の多くの工程で自動化が進んでいますが、フォークリフトでの運搬など、人が介入している工程もあります。今後、少子高齢化に伴い人材不足が加速することをふまえると、この「自動化」を推進するための技術や、人の作業負担を軽減する技術などは、社会的に生産技術が取り組むべき重要なテーマの一つと捉えています。また、自分が長年携わっている塗装工程でいえば、CO2の削減が大きな課題です。世の中のニーズや市場環境の変化を見据え、さまざまな課題解決につながる、次世代まで勝ち残れる生産技術を実現することが私の目標です。そして、最終的には世界一といわれる自動車生産ラインを目指したいですね。
VISION 2030
知恵と工夫を積み重ねながら一つ一つの課題をクリアし、生産技術を向上させること。そうすることで環境問題や人手不足などの課題解決に貢献し、ビジョン実現につなげていきたいと考えています。
SCHEDULEとある1日のスケジュール
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8:00
メールチェック・返答/スケジュール確認コーヒーを飲みながらメールチェック。
協力メーカーや他部署からの問い合わせに返答。 -
8:30
グループ朝ミーティング工場の稼働状況、1日の業務内容についてグループメンバーと共有。
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9:00
開発トライ先日までの内容を参考にロボットの教示内容の修正。
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11:00
グループミーティング安全、災害情報等の内容共有。事業部内他部署のの業務進捗確認。
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12:00
会社の食堂でランチ
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13:00
開発状況報告進捗・困りごと等の共有。
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14:00
メーカー打合せ協力メーカーと、今後のスケジュールや必要備品等の手配について打合せ。
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15:00
開発トライ修正した項目を実際に動かしてみる。
チェックシートに沿って品質やロボット動作などの評価。 -
17:00
トライ内容まとめ・翌日トライ計画立案その日の結果をまとめて、翌日に実施するトライ内容について精査。
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19:00
退社